年末調整をする理由
年末調整とは、給与の支払者がその年最後に給与の支払をする際各月で源泉徴収をした税額の合計額と、その年中の給与の支給総額について納付すべき年税額とを比較して過不足額の精算を行うことをいいます。
なぜ徴収された税額と納付すべき税額が合わないかは下記の理由によるため各月の税額がゼロでない限り合わない確率はほぼ100%といえるでしょう。
A その年の中途で控除対象扶養親族の数などに異動があること。
B 月額表などの税額表の作り方が簡略化されていること(老人控除対象配偶者や老人扶養親族の割増控除などは考慮せず、また、障害者、寡婦(夫)等の控除は、通常の控除対象扶養親族がそれぞれ1人多くいるものとして税額表を適用することになっていることなど)。
C 配偶者特別控除や生命保険料控除、地震保険料控除などは、年末調整の際に控除することになっていること。
D 賞与の源泉徴収税率は、賞与が年間を通じて給与の5か月分支払われるものとして算出されていること。
E 年末調整の際に税額控除((特定増改築等)住宅借入金等特別控除)を行うこと。
・2016年2月11日 公開